SUCKLING 哺乳 哺乳 概要 哺乳期は、子牛にとって肉体的にも精神的にも重要な期間です。妹背牛牧場では「ちびちび哺乳」という手法を取り入れています。これはミルクを少しずつ、しっかりと吸わせて飲ませるもの。唾液の分泌を促し食道溝反射を安定させることで、ミルクが第一胃に流れ込まないよう配慮し、誤嚥性肺炎や消化不良を防止します。同時に、あご周りの筋力発達や反芻力の向上にもつながります。 また哺乳期の90日間は、人間との信頼関係を築くゴールデンタイム。牛の顔や体に優しく触れ、たくさん話しかけ、笑顔で接することで、人間が“安心できる存在”であることを伝えていきます。この期間に築いた関係性は、将来的なハンドリングのしやすさにも大きく影響します。 お問い合わせはこちら 分娩 子牛の誕生は酪農の出発点であり、生命と真剣に向き合う大切な瞬間。妹背牛牧場では、分娩前の母牛の健康管理や栄養補給をしっかりと行い、自然に近い出産ができるようサポートしています。できる限り人の介入を控え、母子が自然な絆を育めるように見守る姿勢を大切にしています。 育成 哺乳期を終えた子牛は、次の成長段階へと進みます。飼料や環境を最適化し、健康で活力ある成牛へと育てていきます。性格や群れでの行動も観察しながら、ストレスの少ない穏やかな環境を整えることで、牛の個性を大切にした育成を行っています。 搾乳 牛たちのコンディションを整えたうえで、毎日欠かさず行う搾乳。妹背牛牧場では自動搾乳ロボットを導入し、牛が自分のタイミングでストレスなく搾乳できる環境を整えています。乳量や乳質、健康状態のデータもリアルタイムで取得し、異常の早期発見や予防にも活用しています。 圃場作業 牛たちの健康は食事から。牧場内では牧草や飼料用とうもろこし、麦稈(麦わら)などを自らの手で育て、質の高い自給飼料を確保しています。栽培から収穫、保管までの作業を通じて牛たちの毎日の食事を支える、酪農の土台となる仕事です。 CONTACT お問い合わせ 当社へのご質問やご意見につきましては、お気軽に以下よりご連絡ください。 CONTACT お問い合わせはこちら TEL : 090-9514-9270